組木

組木【くみき・くみぎ】
burr puzzle?, interlocking puzzle?

切り込みの入った棒状の木を組んでいくもの。または、そのような方式のパズル全体を指す。実際には木でないものも含まれることがあり、その場合はインターロッキングと区別されない。「組み木」とも書く。古典的なものに「三本組木」「六本組木」がある。

「どちらかと言うと、私は抽象―より、動物や建物といった具象―の方に興味を覚えた」

シルエットパズル

シルエットパズル【しるえっとぱずる】
rearrangement/shape/figure puzzle, silhouette puzzle?

何枚かのピースを用いて、指定された図形を作るパズル。または、その全体を指す。分類により、ピースが立体的なものも含まれることがある。通常は全部のピースを使用するが、一部のピースだけを使うこともある。「知恵の板」に同じ。古くからの典型例に「タングラム」があり、この名称がシルエットパズルの総称として使用されるケース(誤用?普通名称化?)も見られる。

「たった4ピースの―。しかし、それがめっぽう難しい」

回文

回文【かいぶん】
palindrome

前から読んでも後ろから読んでも同じになる語や文のこと。単に文字としての回文や、発音上でのみ成立するもの、(拗音などの)小書きの文字・濁音・半濁音などを無視する場合など、そのバリエーションは数多い。

「そのネーミングって、―になってるんだね。読んで初めて分かったよ」

アメセレ

アメセレ【あめせれ】
American selection?

ピースの選択や配列などの根拠(セレクション)が明らかでないこと。とくに、無意味に同じピースが重複していたり、不足していたりすること。かねてからアメリカの商品によく見られる現象とのことで、アメリカンセレクションという言い方が発生し、それが縮まった。

「これが—なのは、このピースがダブってるのを見ればわかる」

セレクション

セレクション【せれくしょん】
selection

ピースの作り方、または選び方のこと。たとえば、正方形4個を辺でつないだ形は5種類あり、それらをテトロミノと呼ぶが、逆にテトロミノのセレクションは「正方形4個を辺でつないだもの」と言うことができる。
パズル愛好家は、自分勝手に選ばれたピースよりも何らかの条件で選ばれたものを好む、という話がある。とくに、セレクションがデタラメなものはアメセレと呼ばれることがある。

「Q氏が提案した―は、意外にも未発見のものだった」

アナグラム

アナグラム【あなぐらむ】
anagram

ある言葉の順序を入れ換えて別の意味の言葉にすること。または、そのように作られた言葉そのものを指すこともある。通常は仮名や英字を入れかえるが、中には漢字のまま入れかえるものなどもあり、その方法はさまざま。

「このペンネームって、実は本名の—になっているんだ。結構有名な事実かもしれないけれど」

パズル家

パズル家【ぱずるか】
puzzlist, puzzler? puzzle people?

パズルを愛好する者のこと。音楽家や建築家などと同じ言い方なのかもしれず、単に「パズル愛好家」の略称かもしれない。

「未来の―に、このコレクションを託そうか」