メカニカルパズル

メカニカルパズル【めかにかるぱずる】
mechanical puzzle

手で操作して遊ぶタイプのパズルのこと。物体としてのパズルを総称したもので、文章や音声で出題されるリトゥンパズルと対比するために使われることもある。日本では「パズルオモチャ」と訳されたこともあるが、単にカタカナ表記されることも少なくない。

「彼は-のコレクターとして知られている」

リトゥンパズル

リトゥンパズル【りとぅんぱずる】
written puzzle

文章や音声で出題されるタイプのパズルのこと。物体として手で操作して遊ぶメカニカルパズルと対比するために使われることが多いが、これをペンシル・アンド・ペーパーパズルの言い換えと考える向きもある。前者の場合、単純な文章題からクロスワード・パズルや数独なども含み、対象となるパズルは広範囲である。なお、中には玩具化される問題もあり、その場合はメカニカルパズルとなる。

「これが-でしかないのは、現実には作れないからだ」

ペンシル・アンド・ペーパーパズル

ペンシル・アンド・ペーパーパズル【ぺんしるあんどぺーぱーぱずる】
pencil and paper puzzle, pencil puzzle?

紙に印刷された範囲にルールに従って、文字・数字・記号などを記入して解くパズルのこと。本来は紙と筆記用具を使うものだが、画面上で入力する方式のパズルを含めることも少なくない。また、問題そのものをリトゥンパズルの一種と捉えることがあり、一方で玩具化してメカニカルパズルとなった例もある。なお、日本では「ペンシルパズル」と呼ばれることもあるが、これは株式会社ニコリの商標である。

「クロスワード・パズルは-の一種だ」

両面型

両面型【りょうめんがた】
double-sided?

ピースが両面とも使えるようになっていること。もしくは、そのようなピースで構成されたパズルを指す。ピースを裏返せないものは片面型と呼ばれることがある。なお、ピースの形状が線対称だと裏返しても形状に変化はないが、両面の色や模様が異なる場合には大きな意味を持つ。

「このパズルは-なので、ピースを裏返して置いてもよい」

片面型

片面型【かためんがた】
one-sided?

ピースが片方の面しか使えないようになっていること。もしくは、そのようなピースで構成されたパズルを指す。ピースを裏返してもよいものは両面型と呼ばれることがある。なお、ピースの形状が線対称だと裏返しても形状に変化はないが、非対称の場合には片面しか使えないため、この制約が大きな意味を持つ。

「このパズルは-なので、ピースを裏返して置けないのです」

当てもの

当てもの【あてもの】
guessing? guessing magic?

相手の選んだ数や文字・絵などを当てる遊び、または奇術のこと。その多くは相手に質問をしたり、計算などの操作をしてもらったりして、その結果を知る必要がある。「目付け字」や「目付け絵」は質問の答えを踏まえた計算結果から選んだものを当て、和算における「薬師算」や「さっさ立て」は相手に計算させた結果だけを聞いて数を当てる。

「このカードは二進法の原理を利用した-だ」

ソリティア

ソリティア【そりてぃあ】
solitaire

元来は一人遊びのことで、ソリテールとも書く。トランプを用いた特定のゲームを指すこともあるが、パズルの方面では通常、ある配置に並べたコマを順に飛び越しながら取り去るタイプのパズルを指すことが多い。コマの形状によってペグ・ソリティアやボール・ソリティアと書く場合もある。これの典型例として、33個のコマを十字形に並べ、隣り合うコマを飛び越すたびに取り去っていくものが知られているが、初期配置やルールの異なる変種も多い。

「-の全解が解析されているって、本当ですか」

チェッカーパズル

チェッカーパズル【ちぇっかーぱずる】
checkerboard puzzle, checker puzzle?

市松模様(2色が交互に並ぶ模様、チェッカー柄)を作るパズルのこと。元々はチェッカーボード(8×8)を作る平面的なパズルを指していたが、市松模様を作るもの全般に使われていて、サイズが8×8でないもの、立体的なもの、四角形を基本としないものなど、その類例は多数ある。なお、この模様を利用して、ある配置が可能かどうか検討できることもあり、そこにはパリティが関係している。

「この-は4x4x4のキューブに組むことができる」

アンチスライド

アンチスライド【あんちすらいど】
anti-slide

指定されたピースをケースに入れ、どのピースもスライドして動かないようにすること。または、そのようなルールが設定されたパズルを指す。通常、複数のピースが一つのかたまりとなって動く場合も認められない。平面なら上下左右、立体なら天地前後左右において、どの方向にもスライドしなければ十分なことが多く、中にはケース内で回転する状態も考慮しないといけないこともある。

「可能な配置は複数あるが、-に制限すると解は一つしかない」